江戸川区　不動産エージェント　江戸川不動産情報館の金野秀樹(コンノヒデキ)です。

不動産探しで、なかなか理想の物件が出てこないとお悩みの方へ、

もしかしたら、100点満点の物件を求めていませんか？

ポータルサイト等、ネットで物件を検索すると、たくさんの物件情報が溢れていますが、100点満点の物件は、意外とないものです。

仮に、100点満点の物件と出会い、購入しても、必ずしも将来的にわたって、満足のいくものとならないことが実は多いのです。

不動産・住宅には2つの種類の家が存在します。

それは、「趣味の家」と「資産となる家」です。

その特徴について、解説していきましょう。

「家は一生で１回の買い物である」と思っているため、立地もデザインも趣味嗜好の強い不動産となりやすい。私にとって１００点の家を目指す。

「趣味の家」は、住宅への支出が、まさに「支出でしかない」住宅となります。

立地は、例えば、昔から住んでいる子供の学区域、通勤に便利等の自分の事情だけで購入場所を決める。

注文住宅に多い傾向ですが、少し、奇抜な事があります。

「家は売るものである」と思っているため、立地もデザインも私の都合だけではなく、「多くの人にとってどうか」という目線がある。

資産となる家は、住宅への支出が「貯蓄」となる住宅となります。

多くの人が「購入する」「借りる」立地を優先的に選ぶ。

一戸建の場合、注文建築のように特殊なデザインなどではなく、外観などは万人受けする分譲戸建て程度のデザインにする。

不動産・住宅の価値とは、その時点で、売れた金額です。

再び売れた価値なので、リセールバリューという言葉になります。

上記の通り、実に、決定要因の90％(広域立地60％＋狭域立地30％)が立地で決まるわけです。資産価値とは、「立地」「土地」の事なのです。

購入価格　　　　　　２，５００万円　

１０年後の売却価格　１，５００万円

購入価格　　　　　　４，０００万円

1０年後の売却価格　  ４，０００万円

私だけにＢＥＳＴの家は、多くの人にとって不都合な家です。

私も７０点、多くの人にも７０点の家が流動性が高い、すなわち、売れる家です。

上記に記述した通り、自分にとって100点を目指すのではなく、誰にとっても、70点となる物件を選ぶ事が、結果的に、資産価値を維持する事になるわけです。

例えば、新しく知り合った方の第一印象が悪い場合、その後、加点方式になりませんか？

とても、不愛想で苦手だねーと思っていた人が、実は、親友になったりして、最初は、こんなに仲良くなるとは思わなかったよね？なんて事がありますね。

不動産・住宅も同じで、100点満点で購入した場合って、減点方式になって、こんな欠点があったのか！なんて事が起こったりします。

恋愛もそうですね。好きで付き合ったはずなのに、長年一緒にいると、大好きだった事が嘘だったように、粗探しが始まります。

逆に、第一印象が悪く、そんなに好きじゃなかったはずなのに、付き合ってみたら、加点方式で、最初の評価が悪かった分、良い所が見つかると、加点されていくわけです。

70点くらいですと、逆に加点方式になるものなのです。

不思議ですが、少し妥協すると、あとからの満足度が上がってくるんですね。

勿論、不動産の場合は、60点くらいじゃあ、決断する事すら出来ませんから、購入には至らないですが…。

70点で良いなんて妥協するんですか？と聞こえてきます。「70点で良い」だと聞こえが悪いですが、「70点が良い」だと、少し違います。いやいや「70点が最強」だと言い切りましょう！

不思議ですが、70点だと、あとからの満足度が上がってくるんですね。

ですから、少し肩の力を抜いて、物件探しをするのも良いかもしれませんね。